アルコール協会規格 JAAS001:2006「エタノール」のダウンロード

1 規格制定の趣旨及び経緯

これまで NEDO規格が工業用アルコールの品質規格として利用されてきましたが、NEDOアルコール事業本部の株式会社化(独立行政法人から日本アルコール産業株式会社)が予定されており、アルコール市場の本格的自由化に向けて、経済産業省は、アルコールの品質確保等に係る対応を検討するため、アルコールユーザーを中心とした官民共同の「アルコールの品質に関する検討会」を開催しました。当該研究会では、自由化後の品質基準となる「ものさし」の制定等が中間報告として取りまとめられました。
これを踏まえ、アルコール協会は、各関係者と検討を進め、このたび団体規格として、「エタノール」を制定することに致しました。この規格は、これまでのNEDO規格をそのまま引き継ぐものとして安心してご利用いただくことができるものであり、アルコール協会が開催した「アルコール品質確保のための検討会」で各関係者(下記3.参照)のご理解をいただいたところです。

2 規格の内容

規格では、これまでのNEDOアルコール規格での品質及び試験法を,技術的内容を変更することなくそのまま引き継ぐ形で規定しています。
ただし、発酵アルコール中の1,4-ジオキサンについては「ガスクロマトグラフ質量分析計による分析、確認」を入念規定として注記しました。この詳細は、規格書に付属の解説をご覧ください。
なお、計量法に基づく特定計量器検定検査規則が改正され、また、特定計量器である「酒精度浮ひょう」に係る規格の一部が改正されていますが、規格JAAS001:2006には、まだ反映していませんのでご注意ください。

3 「アルコール品質確保のための検討会」協力団体

化成品工業協会、局方薬品協議会、全国アルコール販売業協会、全国食酢協会中央会、全国味噌工業協同組合連合会、社団法人中央味噌研究所、日本化粧品工業連合会、社団法人日本試薬協会、財団法人日本醤油技術センター、日本醤油協会、日本蒸留酒酒造組合、日本石鹸洗剤工業会、社団法人日本塗料工業会  (以上、五十音順)


【規格書のダウンロード】

 規格書のダウンロードはこちらです。

 ◆ダウンロードしたファイルは、印刷可能のPDF形式となります。

 ◆印刷物を必要とされる方は、アルコール協会事務局へご連絡ください。1部500円(消費税込み、送料別)


【履歴】 発行日を規格書の最終ページに記載していますので、ご参照ください。

 平成18年1月18日 規格の制定

 平成18年2月15日 初版の発行